秋を迎えるころ、外気の変化もそうですが、夏のダメージで老化もすすんでしまいがち、肌の乾燥、トラブルも発生しやすくなります。秋冬用に化粧品を変えたり、エステや美容外科でメンテナンスされる方もいるかと思います。ヒアルロン酸、よく目にする成分の一つだと思います。お手持ちの化粧品にも配合されているのではないでしょうか。が、具体的にどんな効果がある成分なのかについてはあまり知られていないかもしれません。ヒアルロン酸はプチ整形として美容外科でもよく使われる成分でもあります。今回はヒアルロン酸とは何か、効果的な使用部位、使用方法、注意点などについてもご紹介していきます。

目次
▼ヒアルロン酸とは
▼効果的な部位、その方法
▼ヒアルロン酸とは
ヒアルロン酸とはもともと体内にある物質で、多糖類の一種です。人体の皮膚に存在する柔軟性や弾力性を支えてくれる保湿、補水成分です。1gで6リットルもの水分を保持することのできる成分といわれています。目や肌のうるおいを保ち、関節では潤滑油のような働きをしています。年齢とともに減少していくため、肌がたるんだり、ハリがなくなったり、関節の働きが悪くなることで痛みを感じるようになったりということが起こるようになります。70代の大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸は赤ちゃんの5分の1というデータもあります。意識的に補うことが大切になってきます。

ヒアルロン酸は安定性、安全性が高く、通常化粧品にはヒアルロン酸ナトリウムという形で配合されています。水に溶けやすく、高い保湿力をもっており、油分とは違うしっとりとした質感があります。肌なじみもよく、角層の水分量を高めながら、保護膜を作ってくれるので、化粧水や美容液などに多く使用されています。油分と組み合わせることでより高い保湿効果を生み出すことも可能です。同じく高い美容効果をもつコラーゲンやビタミンCと一緒に配合された化粧品もたくさんあります。求める効果に応じて選択するのがよいでしょう。
古代、美容食としてヒアルロン酸を多く含む鶏のトサカを楊貴妃やフランス国王妃が食べていたという歴史がありますが、バイオ技術の進んだ今では人口のヒアルロン酸が広く用いられており、吸収性の高い低分子化ヒアルロン酸、通常のヒアルロン酸の二倍の保水力をもつスーパーヒアルロン酸など様々な種類のヒアルロン酸があります。

▼効果的な部位、その方法
美容外科、医療現場などで、ヒアルロン酸は気になる部位に注射するだけで効果が得られるため、手軽に使われます。もともと体内にある物質なので、副作用もほとんどなく、ダウンタイムが少ないこと、短時間での施術となるため、多忙な方にも適しているといえます。ねらいたい効果によって、ほかの施術と組み合わせて使われることも多いです。ヒアルロン酸の種類によっても効果や単価が変わってきます。国の基準を満たしたものを選ぶのがよいでしょう。施術の目的、症状などによって効果が変わりますので、信頼できる医師と相談しながら決めるのがよいでしょう。ただ、手軽である分、効果は永続的ではないため、定期的に注入することが必要になります。また、注入箇所の状態や体質によっては注入できない場合もあります。持続期間としては4か月から36か月とさまざまです。徐々に肌に吸収されていくため、製剤の効果がきれるとおよそ一年くらいで元の状態に戻ります。

具体的な部位としては以下のようなものがあげられます。
シワやほうれい線→溝やへこみを改善、ふっくらとしたハリのある肌を目指し、若返りの効果を狙います。
こめかみ、ほほ、あご→年齢とともにたるみ、ボリュームダウンした輪郭などを形成しなおすことで若返りの効果を狙います。
鼻、おでこ→メスをいれずに隆鼻術、輪郭形成ができます。いわゆるプチ整形というものになります。費用もそれほど高価なものではなくダウンタイムも少なめです。
唇→縦ジワや乾きを改善し、ハリや艶を出す若返り、すっぴんでもグロスを塗ったようなぷっくりとした唇に形成するプチ整形と注入する量などによって、目的別の施術ができます。
涙袋→加齢などが原因でおこるたるみの改善で若返り、目を大きくしたい、可愛い目元にしたいなど、目元の印象を優しいものにするためのプチ整形効果など、やはりこちらも目的別の施術が可能です。マスク生活で目元の印象がその人の印象を形作るような昨今、ジェンダーレスな時代背景もあり、より手軽に取り入れられるようになってきました。
ひざ→ヒアルロン酸を注入し、関節痛の緩和を狙います。これはヒアルロン酸が関節が滑らかに動くための潤滑油の働き、衝撃を和らげるクッション材の役割を持っていることからくる関節痛治療法の一つです。
目→目薬に配合され、目の乾燥を防ぎ、傷を治す働きがあります。白内障手術の際の眼球保護にも使われます。
