少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。夏の間、浴びた紫外線は肌に様々な影響を与えているのを知っていますか。肌老化の約80%が紫外線のダメージからくるといわれています。具体的には、コラーゲン、エラスチン繊維の損傷、線維芽細胞の損傷、細胞DNAの損傷などです。ナイアシンアミドはこのようなダメージに効く効果をもっています。しかも厚生労働省が認可した美白成分ともいわれています。そのため、美白、シワ、などアンチエイジングに欠かせない美容成分ということで注目されているのです。今回はナイアシンアミドとは何か、効果的な使い方、注意点、併用に向く成分、向かない成分などについてご紹介していきます。

目次
▼ナイアシンアミドとは何か
▼効果的な使い方、注意点
▼併用に向く成分、注意点
▼ナイアシンアミドとは何か
ナイアシンアミドとは、ビタミンB3のことです。水溶性のビタミンで食事から摂取されるほか、体内でも合成されます。

ナイアシンアミドのもつ具体的な効果をまとめていきます。
- シワ改善…ナイアシンアミドはコラーゲンの生成を促進する効果があるため肌のハリや弾力が保たれるようになります。
- アンチエイジング…紫外線によりDNAが破壊されることで肌老化が進行するため、体内でDNA修復は絶えず行われていますが、加齢とともに修復機能は衰えていきます。ナイアシンアミドはこのDNA修復の促進をサポートします。
- 抗酸化作用…紫外線やストレスで発生する活性酸素も肌老化を引き起こす原因です。ナイアシンアミドはこの活性酸素の生成を除去する働きをしてくれます。
- 美白…メラニンは皮膚に紫外線が当たり、活性酸素が発生することで生成されます。ナイアシンアミドはこのメラニンの生成を抑制する効果をもっていますので、シミやそばかすを防ぐことにつながります。
- 肌トラブルの抑制…ナイアシンアミドは肌荒れ、ニキビにも効果的です。穏やかな角質溶解作用があり皮脂分泌の正常化を促したり、適切な水分量を保ちニキビを予防し、抗炎症作用により赤みや乾燥などの諸症状を軽減します。またセラミドや脂肪酸の生成促進により肌の水分量を保つなどの効果で健やかな肌を保ちます。
ナイアシンアミドについて、ほかにも様々な研究が行われており、心筋梗塞や動脈硬化、白内障、糖尿病、変形性関節症に対する有効性も示唆されています。
▼効果的な使い方、注意点
ナイアシンアミドを食事やサプリからとりいれた場合は、そのほとんどが健康を維持するために使われます。美容のためにはスキンケアで、肌から取り入れることが大切になってきます。水溶性なので、クリームやオイルタイプのものでなく、化粧水やジェルなどのウォーターベースの化粧品を使用しましょう。そして、その上から乳液やクリームなどを塗布することで成分が浸透しやすくなります。ナイアシンアミドには紫外線のダメージから肌を守ってくれるという作用があるので、朝のケアにもぜひ取り入れたいところです。刺激が少ない成分でもあるので、肌の状態を気にすることなく一年中朝晩使えます。敏感肌、揺らぎ肌の方も使いやすいという点は魅力的といえますね。注意点として、内服のナイアシンには血管を広げる作用があるので、人にもよりますがほてりを感じる場合があります。これはナイアシンフラッシュと呼ばれます。動悸を感じるなどの症状が出た場合には、医師の指導の下、服用量を減らす、中止するなどの対策が必要です。また、スキンケア製品を選ぶ際には、医薬部外品であるかどうかもポイントの一つになってきます。医薬部外品は有効成分が配合された化粧品と医薬品の間に位置し、薬用化粧品と呼ばれます。厚生労働省が効果効能を認めた有効成分が、一定濃度で配合された化粧品ですので、化粧品より医薬部外品を選択することでより効果を感じることができるでしょう。ただし、高濃度のものを使うことで肌にトラブルが出る場合もありますので注意しましょう。


▼併用に向く成分、注意点
美白効果を高めたい場合はトラネキサム酸との併用がおすすめです。肌への刺激を抑えながら美白効果が期待できます。同じく美白効果を持つビタミンCについては高濃度のものとは併用不可といわれていますが、一般的に出回っている製品では問題ないといえます。メラニンへの作用がそれぞれ違うためより美白効果をより感じられるでしょう。ただ、乾燥には注意が必要です。分子量の小さいナイアシンアミドを先に使う方がより浸透しやすくなります。
シワ改善効果を高めたい場合はレチノールとの併用がよいでしょう。お互いがアプローチできない部分を補い合い、レチノールの刺激もナイアシンアミドが緩和します。水溶性のナイアシンアミドを先に油溶性のレチノールを後に使用することでより効果が高まります。
使用する順番に気を付けながら、肌悩みの解消を目指しましょう。

