スキンケア

その症状ひょっとして?花粉症のメカニズムとその対策

春先に鼻がムズムズしたり、目がかゆくなったり、そんな症状に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。この時期、天気予報で花粉情報が紹介されたり、ドラッグストアに花粉症用のコーナーができたりしているのを見かけるようになってきます。花粉症とはそもそもどんなものなのか、その原因やメカニズム、対策などについて今回はご紹介します。

目次

▼花粉症の原因
▼花粉症のメカニズム、様々な症状、治療法
▼花粉症対策 外から編
▼花粉症対策 内から編

▼花粉症の原因

花粉症は今や国民病といわれています。ですがこれは、戦後に初めて報告された比較的新しい病気です。増加している理由はいくつかあります。大量植林されたスギが伐採せずに残っていることによるスギ花粉の増加、排気ガスによる大気汚染、食環境の変化や不規則な生活リズムでアレルギーがおこりやすくなっていること、住宅環境の変化などがあげられます。 日本以外でも花粉症はあります。日本のスギ、アメリカのブタクサ、ヨーロッパのイネ科植物による花粉症が世界三大花粉症といわれています。日本には、スギ以外にも花粉症を起こす樹木や草がたくさんあります。冬から春:ヒノキ、シラカバ、コナラ、クリ、オリーブ、ハンノキ 夏から秋:イネ科、キク科、複数の花粉に反応する人は一年中悩まされる可能性もあるということですね。

▼花粉症のメカニズム、様々な症状、治療法

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こす病気です。症状は鼻だけではなく、目のかゆみ、充血、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなど多岐にわたります。原因となる花粉の飛ぶ季節だけに症状がでます。花粉症の方は複数の花粉に反応する人も多く、ほぼ一年中悩まされるという人も少なくありませんが、やはりこの春の時期に悩む方が多いようです。

私たちの体の中でどんなことが怒っているのか花粉症のメカニズムについてみていきます。

私たちの体は異物が侵入してきたときにそれを受け入れるかどうかを考えます。排除すると判断した場合、身体はこれと反応する物質を作る仕組みを持っています。この物質をIgE抗体と呼びます。抗体ができた後、再び異物が体内に入ると鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され異物をできる限り体の外に出そうとします。これが、くしゃみ、鼻水、涙、鼻づまりなどの症状となって現れることになるのです。

花粉が目や鼻から入ってくるとリンパ球が花粉を侵入者と認識します。そしてリンパ球がIgE抗体を作ります。IgE抗体が肥満細胞にくっつき、ふたたび花粉が侵入することで、化学物質(ヒスタミンなど)が分泌されると症状が出るというわけです。

症状には個人差がかなりありますが、きちんと治療し、しっかりと症状を抑えることが大切です。症状が悪化すると薬が効きづらくなってしまうので、花粉の飛び始める前、または症状が軽いうちに薬を使い始めることが大切です。また、花粉症の原因となっている抗原を少しずつ体内に吸収させることで反応を弱めていく免疫療法や、鼻の粘膜をレーザーで切除する手術療法などもあります。

▼花粉症対策 外から編

一番効果的な対策は花粉に触れる機会を減らすことです。一日のうちで最も飛散量が多い午後一時から三時ころは外出を避ける、外出時は帽子や眼鏡、マスクで防備するのが効果的です。衣類の素材も花粉のつきにくいものを選ぶのがよいでしょう。最近は花粉ガード加工をされたものも数多く出ています。帰宅時は玄関で花粉を払い家に入れない工夫をする、帰宅後はシャワーで花粉を洗い流す、難しければ洗顔、うがいだけでも行いましょう。家の中では、こまめに掃除をする、空気清浄機を使う、洗濯物を外に干さない、帰宅したら部屋着に着替えるなどの工夫ができます。

▼花粉症対策 内から編

食生活でも花粉症の対策はできます。腸内環境を整え、免疫システムを正常にする働きをもつ成分として、腸内の細菌のバランスを整える乳酸菌、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維、免疫を調整する働きをもつビタミンDがあげられます。積極的に摂りたい食材をご紹介します。ヨーグルト(乳酸菌が活発化するのは35-40度といわれているので加熱がおすすめ)、干しシイタケ、きくらげ、イワシ、しらす、紅鮭、ワカメ、ヒジキ、イモ類、れんこん、チョコレート、梅干しなどです。逆に避けた方がいい食材もあります。アレルギーを引き起こす成分に似た成分が含まれる食材(トマト、キウイ、メロン、スイカ、モモなど)、トランス脂肪酸を多く含む食材はさけましょう。

▼まとめ

・花粉症とは花粉が原因となり様々な症状を引き起こす病気

・花粉に触れる機会を減らそう

・生活習慣や食生活で対策可