私達の肌は、若い頃は弾力やハリがありパーンと貼っていますが、年齢とともにだんだんハリがなくなり、たるんできます。
そんな時に頼りになるのがビタミンC。
ビタミンCがどのように肌の弾力に関わっているのか、詳しくみていきましょう。

目次
▼肌の構造を知ろう
▼なぜ肌の弾力がなくなるのか?
▼コラーゲンを作るために欠かせないビタミンC
▼肌の構造を知ろう
私達の肌は、表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれています。
肌の弾力に深く関わっている部分は、この3層のうち「真皮」です。
■真皮の構造
真皮は、肌のハリ・弾力を保つ「コラーゲン繊維」、コラーゲン繊維を結び付けている伸縮性に優れたバネのような「エラスチン繊維」、その周囲を埋めているのがヒアルロン酸などの基質と呼ばれるゼリー状の物質です。

そしてそれらを作り出しているのが「線維芽細胞」という細胞です。
その他真皮には、神経や血管、リンパ管があります。肌表面の表皮にはないため、肌の表面を擦りむいても血はでませんが、少し深い傷だと血がでるのです。
▼なぜ肌の弾力がなくなるのか?
若い時には、肌の内部で細胞が盛んに分裂し新陳代謝を繰り返しているので、コラーゲンやヒアルロン酸なども充分に作られ、肌の柔軟性や弾力が保たれています。
しかし、歳をとるにつれて、新陳代謝が落ち、肌の弾力を保つために必要なコラーゲンやヒアルロン酸などの物質は徐々に作られなくなっていってしまうのです。
■弾力を低下させるもう1つの原因
肌の弾力を低下させてしまうのは、年齢だけではありません。
実は、紫外線でも真皮は大きなダメージを受け、コラーゲンやエラスチンなどが変質し、硬くなってしまうのです。
紫外線にはUV-A,UV-B、UV-Cがありますが、そのうちUV-Aは真皮にまで届き、ダメ―ジを与えているのです。また、紫外線を浴びると肌では大量の活性酸素が発生します。これがコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与え、さらに強いダメージを与えると切れてしまいます。

肌の弾力を保っている真皮は、加齢や紫外線などの様々な要因によってダメージを受け、ハリや弾力を失ってしまいます。
▼コラーゲンを作るために欠かせないビタミンC
肌の弾力やハリを保つのに重要なコラーゲン。
コラーゲンとは一体どんなものなのでしょうか。
■コラーゲンとは何?
コラーゲンは真皮の約70%を占める繊維状のたんぱく質です。
このコラーゲンは、3本の鎖が3重らせん構造という三つ編みのようになっていて、強度を保っています。この3重らせん構造を作る際、たんぱく質と一緒にビタミンCと鉄が必要となるのです。

ビタミンCが少ないと、繊維が細胞も正常なコラーゲンを作ることが出来ず、弾力性や強度のあるコラーゲン繊維の3重らせん構造を作ることが出来なくなってしまい、肌の弾力がなくなっていきます。
その結果、シワが増え、肌がたるみ、肌荒れなどもひどくなってしまいます。
そのため、コラーゲンを作り出す線維芽細胞にビタミンCを十分に供給することは美肌を保つ上でとても大切です。
■ビタミンC誘導体とコラーゲン

肌の表面から真皮へビタミンCを届ける手段の1つに「化粧品」があります。
ただし、ビタミンCそのものは、非常に不安定で、しかも肌へ浸透しません。
そのためビタミンCを安定した状態で肌に浸透させるため「ビタミンC誘導体」が化粧品には配合されているのです。
化粧品に配合されるビタミンC誘導体の中には、真皮にまで届き、コラーゲン合成を促進する効果が認められたものもあります。実際に、ビタミンC誘導体配合の化粧品を使った方からは「肌の弾力がアップした」、「ハリが戻った」などの声も多く寄せられており、アンチエイジングの救世主としても期待が高まりますね。
