お肌の悩みの上位に必ず挙がる「シミ」。

なぜ「シミ」は生まれるのか。
ここでは、「シミ」が作れらるメカニズムと、そこにビタミンCがどう関係するのかを詳しくみていきましょう。
目次
▼シミの原因となる「メラニン」とは?
▼メラニンを制する者はシミを制す
▼シミ予防にはビタミンC摂取もオススメ
▼シミの原因となる「メラニン」とは?
私達の肌は、太陽の光を浴びると「肌の黒化現象(サンタン)」を起こし、肌が黒くなります。これは、肌の中でメラニンが作られたからなのですが、肌の黒化は3種類に分類されています。

■即時型黒化
太陽の光の中には紫外線が含まれています。この紫外線を浴びた直後に肌が褐色に変化するので「一次黒化」とも呼ばれます。この一次黒化はメラニンが新しく作られて肌が黒くなるのではなく、すでに肌の中に存在しているメラニンが紫外線によって酸化され、さらに黒いメラニンに変わることで起こると言われています。
しかし、この即時型黒化は一時的なもので、紫外線を避けて5~10分後には消え始めると言われています。
■持続型黒化
大量の紫外線を浴び、即時型黒化が消えた後24時間以上持続する茶褐色の肌の黒化のこと。持続型黒化はその名の通り、なかなか消えませんがターンオーバーと共に消えていくと言われています。
■遅延型黒化
紫外線を大量に浴びることで引き起こされます。紫外線による炎症がおさまる3~10日をピークに、数か月~数年間持続するとも言われています。遅延型黒化は、紫外線によりメラノサイト内のチロシナーゼ酵素が活性化し、メラニンを大量に作り出してしまうため、肌が黒く見えてしまうのです。
■メラニンはどこで作られる?
さて、このメラニンはどこで作られるのでしょうか。
肌は3層に分かれており、表面から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」に分かれます。
さらに「表皮」は4層に分かれており、表面から「角層」、「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」となっています。

メラニンは、表皮の一番下の基底層に存在しているメラノサイトの中にあるメラノソームと呼ばれるラグビーボールのような形をしている顆粒ですが、チロシンというアミノ酸が元となり、「チロシナーゼ」や「TRP-1」、「TRP-2」などの酵素の働きで「チロシン」が酸化され最終的に「メラニン」が作られるのです。
そうして出来た「メラニン」が表皮細胞に移動し、ゆっくりとターンオーバーによって肌の表面に押し上げられ、その後垢と一緒に剥離していきます。

▼メラニンを制する者はシミを制す
メラニンの合成過程が分かると、その合成を邪魔すれば、シミの元である「メラニン」が作られないということが分かりますよね?
ビタミンCの最大の特長は強力な抗酸化作用(還元作用)です。
ビタミンCはチロシナーゼ酵素の働きを抑制し、シミの原因となる「メラニン」を作らせない働きがある他、活性酸素から肌を守りシミだけでなく、色素沈着やシワなどからも守ってくれます。

他にも、メラニンを作っている「メラノサイト」の働き自体を弱める美白成分もありますが、元々メラニンは肌を守っているものですから、メラノサイト自体の働きを弱めてしまうと、肌本来の防御機能が低下してしまう可能性もあります。
そのため、安全性を考えるとビタミンCがとても有効であり、またシミ対策だけでなく肌の弾力やハリ対策などにもマルチに働くビタミンCは、幅広く活躍が期待されているのです。
▼シミ予防にはビタミンC摂取もオススメ
ちなみに20~40代女性30名を対象に、6週間行われたビタミンC大量摂取実験(1000㎎/日)によりますと、シミ·ソバカスやくすみ、肌色お改善は比較的早く、約50%の方において調査開始1~2週間の間に改善傾向が現れたそうです。

ビタミンCは身体の中で作られない栄養素ですから、毎日の食事から摂らなければなりません。新鮮な野菜や果物に多く含まれていますので、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。
