ビタミンC

18.美肌の大敵「活性酸素」に立ち向かうビタミンC

美容と健康に欠かせない栄養素「ビタミンC」。

特に美肌を作る上では欠くことの出来ない存在です。

ではなぜビタミンCには、これほど私達の身体にとって有益な働きがあるのでしょうか。

そこにはビタミンCの持つ高い「抗酸化作用」が深く関係しています。

ここでは、ビタミンCがどのように美肌作りに関係しているのか、詳しくみていきたいと思います。

目次

▼そもそも「抗酸化」って何?

▼美肌の大敵「活性酸素」について知ろう

▼ビタミンCは活性酸素とどう戦う?

そもそも「抗酸化」って何?

「抗酸化」とは「酸化を抑える」働きのこと。

「酸化還元反応」、高校生くらいで習いましたよね?覚えていますか?

少し難しい言葉になりますが、「酸化反応」とは一般的に「相手の物質に酸素を与える物、相手の物質から電子を奪うもの、相手の物質から水素を奪うもの」とされています。

その逆の働きをするのが「還元反応」です。

身近な例でいうと、鉄は錆びると赤茶色になり見た目も別物ですし、強度も全く異なりますよね。ちなみに、この場合、鉄(鉄:Fe)は酸化(酸素:O)されて酸化鉄(Fe0)と変化しているのです。もちろん電子の移動は目には見えませんが、化学反応式は2Fe+O=2FeOと現わされます。

他にも、リンゴの断面が茶色く変色したり、輪ゴムがボロボロになるもの酸化によるものです。なんだか「劣化」を想像しませんか?

 もはや別物···

全てが「酸化」=「劣化」というわけではありませんが、私達の身体にとっては「酸化」が起こす好ましくないこともたくさんあります。紫外線によるシミ、シワ、たるみなども酸化が原因になっていることがあるのです。

美肌の大敵「活性酸素」について知ろう

私達の身体の中で「酸化」を起こす代表的な存在が「活性酸素」です。

活性酸素とは非常に酸化力の強い物質で、「スーパーオキシドラジカル」「ヒドロキシラジカル」「一重項酵素」「過酸化水素」の4種類がよく知られています。

活性酸素は、簡単にいうと細胞を酸化させてしまうので、活性酸酸素の処理能力が動物の寿命と考える説もあるくらいです。

■活性酸素は悪者なのか?

実は活性酸素は、私達が絶えず行っている「呼吸」でも作られています。呼吸によって体内に取り込まれた酸素の1~2%は活性酸素となるのです。

しかし、私達の身体にはこの活性酸素を無害化してくれる仕組みが備わっています。それが

SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)やグルタチオンペルオキシターゼ、カラターゼなどの抗酸化作用を持つ酵素です。もちろん食べ物などから得られるβ‐カロテンやビタミンCやビタミンE、セレンなどのビタミン·ミネラルにも抗酸化作用を持つものがあります。

しかしこの活性酸素、身体の中で悪さばかりしているわけではなく、身体の中に侵入した細菌やウイルスの攻撃から身体を守るなど、私達の身体にとって重要な働きもしているのです。ニキビの発生時にも活躍してくれているんですよ。

ただし、大量の紫外線を浴びたり、喫煙、過度のストレス、激しい運動、大気汚染物質、活性酸素を多く発生させてしまう食べ物を多く食べていたりすると、身体の中で処理しきれない程の活性酸素が出来てしまい、余った活性酸素が悪さをするのです。

■肌が酸化されると何が起こる?

肌で活性酸素が発生すると、肌の土台を作っているコラーゲンがダメージを受け「シワ」「たるみ」の原因となったり、「チロシン」が酸化されると「メラニン」が作られて「シミ」「くすみ」の原因となったりするのです。

ビタミンCは活性酸素とどう戦う?

ビタミンCには、この「酸化」を抑える「抗酸化作用」という働きがあります。

そのため、活性酸素そのものを消去し細胞を守ってくれたり、シミの原因となる「メラニン」の生成を抑えてくれたりする他、ニキビの悪化を防いだりもしてくれます。

大気汚染、強い紫外線、食品添加物などは避けられない現代、少しでも若々しい肌を保つためには「ビタミンC」は欠かせない存在なのです。