
「ビタミン」ってなんだと思いますか?
ここでは、私達人間にとって、なくてはならない栄養素「ビタミン」について、詳しくご紹介します。
目次
▼ビタミンの語源
▼3大栄養素と5大栄養素
▼ビタミンにはどんな種類があるの?
▼「ビタミン」の定義
▼ビタミンのような働きをする物質
▼ビタミンの語源
「ビタミン」とは、生命を意味するラテン語の「vita(ビタ)」にちなんで、「生命」とか「活力」を意味する言葉で、“生命活動に欠かせない物質「amine」(窒素を含む化合物))”という意味をこめて命名された栄養素です。
▼3大栄養素と5大栄養素

私たちが生きていくために必要な栄養素のうち、食物中に比較的多く含まれている栄養成分「炭水化物「たんぱく質」「脂質」を、「3大栄養素」といいますが、これらの3大栄養素はエネルギー源となり、身体にエネルギー源を作り出すために欠かせない栄養素です。
その3大栄養素に、「ミネラル類」と「ビタミン類」を加えたものを5大栄養素と呼んでいます。ビタミンとミネラルはエネルギー源にはなりませんが、微量でもその役割は大きく、身体をスムーズに働かせるために欠かせません。いわば、身体の潤滑油のような働きをしているのです。
■身体がスムーズに働くようにするビタミン

「ミネラル」は、骨や身体の組織を構成したり、身体の調子を整える働きがありますが、「ビタミン」は、ごくわずかの量で体内での他の栄養素の働きをサポートしたり、主に身体の中で起こる様々な化学反応を助け、身体の機能を調整しています。
食べ物から得られたビタミンは、骨や筋肉のような私たちの身体を作る構成成分にはならず、他の栄養素の働きをサポートします。3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)が身体に吸収され、正常に代謝されてエネルギーを作り出せるように働いたり、身体の機能がスムーズに働くことをサポートするなど、体調を整えるためにはビタミンが欠かせないのです。
例えば、赤血球の主な材料は「たんぱく質」ですが、正常に赤血球が作られるためには、ビタミンAやビタミンB群などが必要です。
また、肌や骨などを構成するたんぱく質の1つ「コラーゲン」が正常に作られる際にも、ビタミンCが不可欠。
よく、ビタミンCサプリメントなどの宣伝に、「美肌」「弾力肌」などと謳われているのは、ビタミンCが肌の弾力を作っている「コラーゲン」生成に欠かせない存在だからなのです。
▼ビタミンにはどんな種類があるの?

ビタミンには、全13種類の「必須ビタミン」があり「脂溶性」と「水溶性」があるのをご存知ですか?
■油に溶けやすい脂溶性ビタミン
「脂溶性ビタミン」は油脂やアルコールに溶けやすく、熱に強い性質があります。
(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの4種類)
■水に溶けやすい水溶性ビタミン
「水溶性ビタミン」は水に溶けやすく熱に弱い性質があります。
(ビタミンB群8種類、ビタミンCの9種類)
脂溶性ビタミンは肝臓などに貯蔵されますが、水溶性ビタミンは一部が内々に貯蔵され、余った分は尿と一緒に体外へ排泄されます。
▼「ビタミン」の定義
「ビタミン」はかつて、「カラダの中で作られないもの」と考えられてきました。
しかし最近では、身体の中でコレステロールを原料にして「ビタミンD」が作られたり、腸内で「ビタミンB群」や「ビタミンK」などが作られることが分かりました。
そのため現在では、「ビタミン」は「カラダの中では作られない。又は、作られたとしてもごく微量であるため、食物から摂取しなければならない栄養素」と定義されています。
ただし、体内で作られる量はごく微量のため、やはり食べ物などから摂取しければなりません。
▼「ビタミン」の不足・過剰によるリスク

一方でビタミンは、欠乏症や過剰症を起こすリスクがあり、決して軽視できない存在です。
代表的な欠乏症として、ビタミンA欠乏による「夜盲症」、ビタミンB1欠乏による「脚気」、ビタミンD欠乏による「くる病」、ビタミンB12欠乏による「悪性貧血」、ビタミンC欠乏による「壊血病」など、それぞれ特有の欠乏症が起こります。
日常の生活の中で、ビタミン補給を考える意識を持つことは、美容と健康を維持する上でもとても重要なことなのです。
▼ビタミンのような働きをする物質
これら「必須ビタミン」13種以外に、ビタミンとよく似た作用をもつ物質があります。
「コエンザイムQ10」や「リポ酸」、「コリン」、「イノシトール」など「ビタミン様物質」と呼ばれている物質です。これらの名前もサプリでもお馴染みですし、雑誌などでも取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれません。
これら「ビタミン様物質」は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝反応をサポートし、必須ビタミンと同じく、生命活動を維持する上で重要な働きをしています。
しかし、必須ビタミンと違って体内で合成することができ、たとえ欠乏しても欠乏症が起きないため、必須ビタミンとは区別されています。
