⑤敏感肌
センシティブスキンとも呼ばれる敏感肌。
敏感肌とは、肌の感受性が高まって、様々な刺激に敏感になっている状態のことを言いますが、実は明確な定義はありません。
敏感肌さんとはどのようなお肌なのか、どのようなスキンケアが良いのか、詳しくみていきましょう。
目次
▼敏感肌さんの特徴
▼なぜ肌が敏感になってしまうの?
▼敏感肌さんは肌の基礎体力を上げよう!
▼敏感肌さんの特徴
明確な定義のない敏感肌。個人差はありますが、敏感肌さんには以下のような肌トラブルが生じやすくなります。

・化粧品にかぶれやすい
・化粧品をつけるとピリピリ、ヒリヒリ感を起こしやすい
・肌がとても乾燥しやすく、カサカサしやすい
・湿疹、赤み、吹き出物が出来やすい
・体調の変化やストレス、季節の変わり目に肌荒れを起こしやすい
▼なぜ肌が敏感になってしまうの?
肌が敏感になってしまう原因の1つに、肌の免疫システムが異常を起こしていることが挙げられます。
肌は外の刺激から身体を守る役割も持っており、外から刺激物質が侵入すると、肌のガードマンのような働きをしているランゲルハンス細胞という免疫細胞が反応し、その防御反応として赤みやかゆみなどが起こります。しかし、紫外線などを浴びるとランゲルハンス細胞は減少したり働きが鈍くなり、肌にダメージがあっても気づかず、修復が遅くなってしまったり、あるいは過剰反応を起こしてしまうのが敏感肌なのです。
また、乾燥や炎症により、肌のバリア機能が低下して敏感肌になる場合もあります。

過度の日焼けなどで炎症を起こした後の肌は、ターンオーバーが早まって、角質細胞の働きが低下し、未熟な角層になってしまい、肌のバリア機能が十分に発揮されないことがあるからです。
私達の肌の表面には角層という厚さ0.02mmの薄い層があり、「細胞間脂質」「NMF」「皮脂膜」が肌の水分の蒸発を防ぎ、同時に外からの刺激に対するバリアの役割も果たしています。炎症によりターンオーバーが早まると、未熟な角質細胞が出来、十分な細胞間脂質が作られず、肌は乾燥し、バリア機能も低下してしまうのです。
※ターンオーバーって何?
ターンオーバーとは、表皮の角質細胞の生まれ変わりのことをいいます。表皮の最下層「基底層」で生まれた角質細胞は、14日間かけて肌表面に上がっていき、さらに14日間かけて角質となり垢などとなり剥がれ落ちていきます。この約28日間で繰り返される過程をターンオーバーと呼んでいます。
ターンオーバーは加齢とともに遅くなり、そうすると角層が厚くなり、硬く、透明感が失われていきます。反対に、日焼けなどで炎症を起こした場合にはターンオーバーは早くなり、肌のダメージを修復しようとどんどん角質細胞が作られますが、その働きは未熟なため、十分に保湿因が作られず肌は乾燥してしまったり敏感になってしまいます。
敏感肌になってしまう原因の全てがはっきりとは解明されているわけではありませんが、遺伝や精神的なストレス、炎症など様々な要因が考えられています。
▼敏感肌さんは肌の基礎体力を上げよう!
敏感肌さんのスキンケアは、まず「かぶれない化粧品」を選ぶことから始まります。
アレルギーを起こした経験のある方は、皮膚科でパッチテストを受け、アレルゲンを判別しておくと良いですね。刺激の少ない「敏感肌用」の化粧品でも、全成分をチェックし、アレルゲンとなるものが入っていないか見定めることも大切です。
ただし、肌がかぶれている状態の時には、化粧品の使用を止め、皮膚科の受診をおすすめ致します。
アトピー性皮膚炎も敏感肌の1つの症状が、この場合はまず皮膚科での治療が先決です。
また、肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、外からアレルゲンや刺激物質が侵入しやすくなり、かゆみや赤みが生じることがあります。かゆみやヒリヒリ感を我慢できずに掻いたりしてしまうと、さらに肌を傷つけて、アレルゲンなどの侵入を許してしまうという悪循環になってしまいます。低刺激性の化粧品を使い、保湿ケアもしっかりしていきましょう。

