ビタミンCがたっぷり入っている果物を「朝」食べるのはシミが出来るからNG。そんなことを聞いたこと、ありますか?

実はソレ、間違いなんです。
「ビタミンCを朝とっても、日焼けをしたりシミは増えません」
シミを増やすどころか、シミの元となるメラニンの生成を抑制したり、メラニンを無色化してくれるビタミンCに、なぜ「ビタミンCはシミを作るから、朝ビタミンCを摂ってはいけない」という噂があるのか。
今回は、なぜそのような誤解が生まれたのか、詳しくみていきたいと思います。
目次
▼ことの発端は「柑橘類と皮膚がんの研究」だった
▼ビタミンCが「朝NG」は間違い!
▼シミ予防は身体の内と外から!
▼ことの発端は「柑橘類と皮膚がんの研究」だった
「ビタミンCを朝とると、日焼けしたりシミが増える」・・・。この間違った言葉の発端は、アメリカで行われた「柑橘類とメラノーマのリスク増加の関係性」という研究結果でした。
この研究によると、「柑橘類を多く摂っていたグループの皮膚がんが、柑橘類をあまり摂らなかったグループに比べて多かった。」というのです。
その原因として予想されたのが「柑橘類に含まれているフロクマリンが紫外線への感受性を高めてしまうのではないか」というもの。
それが、いつの間にか「フロクマリン(ソラレン)」が「柑橘類」に変わり、やがて柑橘類に多く含まれている「ビタミンC」へ変わっていってしまったのです。
つまり、「ビタミンC」は日焼けやシミを増やす元ではなかったのです。
▼ビタミンCが「朝NG」は間違い!

「ビタミンC」と聞くと「レモン」を想像される方も多いのではないかと思います。
実は「ビタミンCはシミを作るから、朝ビタミンCを摂ってはいけない」という噂の原因は、そのレモンやグレープフルーツなどの柑橘類の皮に多く含まれている、ソラレンに対する誤解に原因があります。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類の皮には「ソラレン」という物質が多く含まれており、このソラレンには「光毒性」という「紫外線に反応して、シミや炎症などの肌トラブルを起こしやすい」という作用があるのです。
このソラレンは、フロクマリンという化合物の一種。
アロマテラピーでは、フロクマリンを含んでいるレモンやグレープフルーツなどの精油は、肌に塗った後、太陽の光を浴びるのは禁忌事項とされています。しかし、中には日中でも安心して使っていただけるフロクマリンを取り除いた精油もありますので、日中アロマオイルを使いたい方は、このような精油を選ばれると良いですね。
一説によると、このソラレンによる光毒性は、肌に塗った場合だけでなく食べ物から摂取した場合にも発揮されます。食べ物から摂った場合には、血流にのって約2時間で全身に行き渡り、その後7時間は光毒性の効果が続くとも言われていますが、どの食品も身体に影響を与える程多く含まれているわけではありませんので、基本的に気にしなくても大丈夫です。どうしても気になる方は、朝にソラレンを多く含む食品を食べるのを控えめにされるとよいでしょう。
■ソラレンを多く含む食べ物
・柑橘類(レモン、グレープフルーツ、ライムなど)の皮
・パセリ
・セロリ
などが挙げられますが、いずれも朝食べたからと言って日焼けを起こしシミを増やす程含まれてはいませんのでご安心くださいね。
ちなみに、ソラニンとよく似た物質に「ソラニン」というものがあります。
このソラニンはじゃがいもの芽や光に当たって緑色になった部分に含まれており、毒性があり腹痛や吐き気、下痢などの食中毒の恐れがあるため、取り除きましょう。
家庭菜園などの未熟な小さなじゃがいもも要注意です。
▼シミ予防は身体の内と外から!
柑橘類やキウイフルーツなどの果物や野菜には、シミを予防して美肌を作る「ビタミンC」も豊富にふくまれています。またビタミンCは水溶性のビタミンであるため、こまめに摂った方が良いビタミンです。美容んはおいても健康面においても、朝食べないのは勿体ない話です。

また、UV化粧品や日傘などで紫外線を浴びない対策や、ビタミンCなどが配合されている化粧品でメラニン対策を行っていくこともシミ対策には有効です。
日頃から、身体の内側と外側からビタミンCでしっかりシミ対策を行っていきましょう。
