スキンケア ビタミンC

美白化粧品がシミの元になる?!

いよいよ夏本番ですね。日焼けによるシミ、そばかす、気にしている方、非常に多いと思います。美白のための化粧品を使っている方も多いのではないでしょうか。それがシミの元になるとしたら、考えてみたことはありますか。今回は美白化粧品とはなにか、シミはなぜできるのか、シミを防ぐためにはどうすればいいのかについてみていきます。

目次

▼美白化粧品とは何か
▼シミはなぜできるのか
▼シミを防ぐには

▼美白化粧品とは何か

美白化粧品とは、メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ、あるいはこれに類似した効能を表示できる医薬部外品の通称です。厚生労働省に認められた美白有効成分が配合されている必要があります。つまり、本来、「美白」とは、素肌を白くしたり、すでにできてしまったシミを消すものではなく、これからできるかもしれないシミを予防するということを意味しているのです。

ちなみに、厚生労働省に認められている代表的な成分は以下の通りです。

メラニン生成を抑制ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタ、トラネキサム酸
メラニン排泄を促進リノール酸S、4MSK
メラニンを還元ビタミンC誘導体

美白化粧品は大きく三つのタイプに分けることができます。

メラニンそのものを漂白するタイプ、メラニンができる前にその合成を抑えるタイプ、メラニンを作るメラノサイトそのものを壊すタイプの三つです。

▼シミはなぜできるのか

シミはなぜ、できるのかについてみていきます。肌に大量の紫外線を浴びると、紫外線の中のA波(UVA)が表皮の下にあるメラノサイトに届くと、メラノサイトが、メラニンの合成を始めます。そして過剰に作られたメラニンは徐々に表皮の表面に上がってきます。皮膚の新陳代謝、ターンオーバーによって自然に剥がれ落ちるのですが、排出できなかった分は表皮と基底層の間に残り、その色素が沈着したものがシミとなります。美白化粧品を使用すると、美白化粧品に含まれている合成界面活性剤が肌バリアを壊し、美白剤が入ってメラニン色素に影響を与え一時的に肌が白くなります。これが美白化粧品の作用です。しかし、バリア成分が壊れた肌表面からは、化粧品にふくまれる様々な成分も入ってきます。美白剤は肌にとって刺激物でもあるため、シミの原因にもなりえてしまいます。メラノサイトや基底層までダメージを受けていると、補強が必要となり、非常にシミができやすい状態にもなりえます。

シミを作るメラニンですが、私たちの体を皮膚がんから守ってくれている物質でもあります。UVAと呼ばれる紫外線A波は、細胞を作るDNAに傷をつけることができます。DNAに傷がつくというのは身体にとって大変なことです。UVAを吸収する性質をもったメラニンは、DNAを守る働きを担っているのです。メラニンが生成されないと、紫外線を防御するものがなくなってしまいます。

メラニンを生成するために必要なメラノサイトが美白剤によって壊されてしまい、肌本来の色を作ることがなくなったことでおきたのが、以前起きた白斑問題です。

シミは紫外線だけで作られるのではありません。強い刺激や肌のバリア機能の弱まりによって、体の中にない成分が皮膚の内部に入ってくることでも、メラニンはシミを作ります。

つまり、肌のバリア機能を上げる、新陳代謝をあげることがシミを防ぐことになるのです。毎日のスキンケアやインナーケアを行えば、美白化粧品に頼る必要はないともいえます。

▼シミをふせぐためには

まずは、紫外線対策です。これはマストです。日焼け止め、日傘、UVカット機能のある衣料品などをとりいれていきましょう。最近は機能の充実だけではなく、おしゃれなものもたくさん出てきています。またターンオーバーを促すために、血液の流れを促すのもよいでしょう。血色がよくなると、顔色もよくなります。血液の流れをよくするためにはお風呂がいいでしょう。シャワーですませるのではなく、ゆっくり湯船につかるのがおすすめです。入浴後のリンパマッサージなどもいいですね。また、シミを薄くするために摂るとよいのはカロチノイドやビタミンCです。抗酸化物質がたくさん含まれている、トマト、赤ピーマン、にんじん、かぼちゃ、小松菜など、コラーゲン合成にも欠かせないビタミンCはイチゴやグレープフルーツ、キウイ、ブロッコリーやホウレン草にも含まれています。メラノサイトではメラニンを黒く酸化させているところまで毛細血管がきています。そこから栄養素が漏れ出すようになっています。その漏れ出た成分をエネルギーとして細胞が作られます。カロチノイドやビタミンCが毛細血管を通し巡っているとメラノサイトでメラニンが作られるときにその酵素が使われ還元されるため、シミになるのを防ぐことができます。肌に優しいスキンケアもとりいれていくとよいでしょう。美白は一日にしてならず、ですね。