スキンケア

秋から始めて冬に備える乾燥肌対策

秋になり、気持ちの良い日が増えてきましたが、一方で空気の乾燥が気になっている方もいるのではないでしょうか。室内では、暖房も使用されるようになり、さらに肌が乾燥しやすい環境にさらされることになります。秋の今から対策するか、しないかで冬の肌状態が変わることが十分考えられます。今回は、乾燥肌とはどのような状態なのか、対策にはどのようなものがあるか、ご紹介していきます。

目次

▼乾燥肌とはなにか
▼乾燥肌対策
  内側からのケア
▼乾燥肌対策
  外側からのケア

▼乾燥肌とはなにか

乾燥肌、ワードとしてよく聞くと思いますが、具体的にどのような状態のことなのか知っていますか。乾燥肌とは皮膚の角質層と呼ばれる部分の水分量が低下して肌が乾燥した状態です。肌を刺激から守っているのは肌の表面にある角質層です。この角質層は平均およそ0.05㎜、ラップくらいの厚みしかありません。通常、この角質層の表面は皮膚から出る水分や皮脂でできた天然のクリームでおおわれています。そして角質層の細胞の間は、セラミドなどを主成分とした細胞間脂質で満たされています。これがバリア機能の正体です。これをふまえて、乾燥肌の原因をまとめてみます。これらの原因は複合的にからみあっているケースが多いようです。

  1. 加齢…肌の潤いに重要な役割を果たすアミノ酸などの天然保湿因子、セラミドなどの細胞間脂質、皮膚の表面を覆い乾燥を防ぐ皮脂の分泌は加齢によって減少し、それが乾燥の原因になります。
  2. 空気の乾燥や寒冷…空気の温度と皮膚の表面温度との圧力差が開くことで皮膚から水分が抜けやすくなります。
  3. 摩擦などの刺激、紫外線の影響…バリア機能の低下を引き起こし、水分量が蒸発しやすくなります。
  4. 熱いお湯での入浴…皮膚の表面でうるおいを守る皮脂膜や角質内部でうるおいを守る細胞間脂質を溶かしだしてしまい、これが乾燥の原因になってしまいます。
  5. 石鹸などの使い過ぎ…洗浄力の強いものを使うことで、肌に本来必要な皮脂までも奪い取ってしまい、それにより乾燥が進みます。

代表的な症状としては、皮膚のつっぱり、かさつき、粉を吹く、かゆみなどがあります。

▼乾燥肌対策

  内側からのケア

  1. 食物から…肌の乾燥を防ぐために必要な栄養素を食事から摂ることができます。
働き栄養素食品の例
皮膚や粘膜を保護するビタミンAレバー、にんじん、卵黄、ほうれん草
脂質の酸化を防ぐビタミンEアーモンド、オリーブオイル、アボカド、かぼちゃ、うなぎ
肌細胞の新陳代謝促進ビタミンB2レバー、マグロ、納豆、スキムミルク
コラーゲンの生成促進ビタミンC赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちご
  1. サプリメントやドリンクから…食事で摂るのが難しい場合は手軽なサプリメントやドリンクで摂り入れることもできます。効果的な時間帯や摂取量についてご紹介します。

複数の栄養素が含まれているものもあるので、自分のライフスタイルなどに合わせて取り入れてみるのがよいでしょう。

栄養素一日摂取量の目安効果的な時間帯
ビタミンA成人男性900μgRAE成人女性700μgRAE食後1回/日
ビタミンE成人男性6㎎成人女性5.5㎎食後1回/日
ビタミンB21.2㎎毎食後、就寝前
ビタミンC100㎎毎食後、就寝前

▼乾燥肌対策

  外側からのケア

乾燥を防ぐために外側からもケアすることができます。

  1. 部屋の湿度を上げる…乾燥した空間に肌をさらさないためには部屋の湿度を上げることが効果的です、加湿器を利用したり、部屋に濡れたタオルを干すなどは簡単に取り入れることができますね。加湿器を使用する際、より効果的に作用させるためには、エアコンの風が直接当たらない場所に置く、空気の入れ替わりが激しい場所に置かないようにするなどに注意するのがよいでしょう。湿度の設定は50-60%を目安にするのがおすすめです。
  2. スキンケアを変える…夏と同じスキンケアのままですと、秋の環境の中では潤いを保てない可能性が出てきます。肌状態に合わせたスキンケアに変えていくことが必要といえるでしょう。例えば、化粧水のあとに美容液を塗布し、水分を浸透させる、化粧水と乳液のあとにクリームやオイルなどを塗布し、肌の水分の蒸発を防ぐなどもよいでしょう。保湿成分の高いものを選ぶと効果的です。特にセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなどの保湿成分が配合されたものがおすすめです。肌が揺らいでいるときは、低刺激のものを選ぶのがよいでしょう。
  3. バスタイムを変える…洗顔は、肌に優しいクレンジングで汚れを落とした後、たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。そして、40度以下のぬるま湯で洗い流すようにします。40度以上のお湯ですと、皮脂が溶け出してしまう可能性があるのです。同様の理由ですが、寒いからと言って熱いお湯に入るのはよくありません。38度程度のお湯に10分程度、ゆっくり使って温まりましょう。保湿ケアも忘れずにしてください。