歳を重ねると気になってくるお肌の悩みの1つに「肌のくすみ」が挙がります。

「肌のくすみ」とは、若い時の明るく瑞々しい肌に比べ、ツヤや透明感が失われ暗い印象を受ける肌のこと。「肌のくすみ」には厳密な定義はなく、黄色くすみ、茶色くすみ、グレーくすみなど、原因によって肌の色味も変わってくるのです。
ここでは、主にメラニンが原因によって引き起こされる「茶色くすみ」について、詳しく説明していきますね。
目次
▼茶色の正体「メラニン」について知ろう
▼メラニンはどのように作られるのか?
▼ビタミンCではなくビタミンC誘導体である意味
▼茶色の正体「メラニン」について知ろう
私達の肌は、太陽の光を浴びると肌が黒く変化しますよね。これを「黒化」といいます。
これは、肌の中でメラニンが作られたから。
このメラニンは 赤や黄色の「フェオメラニン」と、黒色の「ユウメラニン」の2種類がありますが、シミやくすみの原因となるのは黒色の「ユウメラニン」です。
美容面では悪者のように扱われるメラニンですが、実はメラニンは黒いフィルターのような役割をしており、まるで傘をさしたかのように太陽の光に含まれる紫外線から肌の内部を守ってくれているのです。
■メラニンはどこで作られる?
さて、このメラニンはどこで作られるのでしょうか。
肌は3層に分かれており、表面から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」に分かれます。
さらに「表皮」は4層に分かれており、表面から「角層」、「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」となっています。
このうちメラニンは、表皮の最下層「基底層」に存在している「メラノサイト(色素細胞)」によって作られます。ちなみに、肌の色は、表皮にあるこのメラニンの量によって異なりますが、メラニンを作るメラノサイトの数は人種間に違いはないと言われています。
▼メラニンはどのように作られるのか?
メラニンは、表皮の一番下の基底層に存在しているメラノサイトの中にあるメラノソームと呼ばれるラグビーボールのような形をしている顆粒です。チロシンというアミノ酸が元となり、「チロシナーゼ」や「TRP-1」、「TRP-2」などの酵素の働きで「チロシン」が酸化され最終的に「メラニン」が作られるのです。
そうして出来た「メラニン」が表皮細胞に移動し、ゆっくりとターンオーバーによって肌の表面に押し上げられ、その後垢と一緒に剥離していきます。

ビタミンCは、「抗酸化」という働きがありますが、この抗酸化作用により以下の2つの点から「肌のくすみ」を改善に導きます。
■ビタミンCの活性酸素除去作用
太陽の光を浴びると、活性酸素という物質が肌で発生します。活性酸素には「スーパーオキシド」「ヒドロキシラジカル」「過酸化水素」「一重項酸素」など4つの種類があり、細胞を傷つけたり皮脂などを酸化してしまう物質です。活性酸素は美容の大敵で、シミやくすみ、シワなどの原因となります。
ビタミンCはこれら活性酸素の働きを抑制してくれるのです。

■ビタミンCのメラニン生成抑制作用
ビタミンCは、メラニンを作る際に働く「チロシナーゼ」という酵素の働きを抑制するので、結果として「メラニン」が作られるのを防いでくれます。
つまり、「チロシナーゼ」が働かなければ「メラニン」も作られないため、美白化粧品には「チロシナーゼ酵素の働きを阻害」する成分が配合されていることが多いです。
▼ビタミンCではなくビタミンC誘導体である意味
ビタミンCは水中下ではとても不安定な性質であるため、肌の表面でしか作用することができません。ところが、くすみの原因となる「メラニン」は表皮中に存在しています。
そのため、ビタミンCを肌の内部に送り届けるよう開発されたのが「ビタミンC誘導体」なのです。

ビタミンC誘導体には「水溶性」「油溶性」「両親性」など様々な種類がありますが、毎日使う化粧品ですから、使用感や肌への刺激などを考慮し選ぶと良いでしょう。
